「こころの杖」のカウンセリング
いつも、読んでくださっている皆さまに感謝申しあげます。

不要な悲しみや苦しみを負わないように終活の必要性を
少しずつお伝えしていますが、
終活の必要性をあまり、分かって下さらない方も確かにいらっしゃいます。

先日も、「親ももう80歳を過ぎたんで、万が一のことを考えて、
そういうことを話そうとしても、聞く耳を持たないんです」とのご相談。
「あまり、言うと、死んだら分からへんから、勝手にしたら良いやんか」と
喧嘩になるんですとおっしゃいます。

そうなんです、死んだら何も分からないんです。

口座を開設している金融機関の情報や、保険や社会保険、年金の手続き、
インターネットの契約解除、クレジットカードやデパート友の会、携帯電話の解約、
種の名義変更、遺された人はどこに何があるか分からないんです。

遺産分割の手続きや放っておけないことが山のようにあります。
ガスや電気を止め、自宅を処分する必要性のある人もあります。
今は個人情報保護法があるので、昔のようにおいそれと簡単に手続きが出来ません。

まして、連れ合いが亡くなって、ひとり暮らしになっても
そのまま、自宅に住み続ける高齢の単身世帯が多くなっていますが。
2030年には 4世帯に1世帯が、ひとり暮らしの高齢者か、
高齢の夫婦だけで暮らしている世帯になると言われています。
亡くなった時のことを考えますと、これらの手続きだけで1年以上かかるのはよくある話です。 

遺された者はこれらの手続きでさえ、死んでしまった人に文句を言えないんで、
処理するしかないんですが、人生は意外と長いですね。
今の現状を見ますとやはり、私たちは死ぬ前に老いなければなりません。

老いの中には、認知症もありますし、機能障害等色々あります。
そうなると、そういうこと、もうできないんですね。
やっておいても、人の力を借りなければならない私たち。
やっぱり、「迷惑はかけるけど最低限やっておいたからよろしくね」の
精神で元気なうちに、終活のことはやっていきたいものです。

そして、頑固な親御さんに理解してもらうには、
少し、見方を変えて理解してもらう必要がありますね。

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      ■発行責任者  運営会社 L・ボーン株式会社   代表取締役 今井 暁美
      ■発行者住所  滋賀県甲賀市信楽町長野1197-2(信楽伝統産業会館前)
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最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。