死別カウンセリング　こころの杖を
いつも、読んでくださっている皆さまに感謝申しあげます。

遺骨ブレスレットをお買い求めいただいたTさんとの出逢いは
お母様とお姉さま、そしてお子さんの4人でいらっしゃったのが最初でした。

お子さんが遺骨ブレスレットを気に入られ、
お婆ちゃんにということでした。
ブレスレットにはまもり珠(遺骨を練り込んだ珠)を20個使用。

残りの5個はそのままでお渡ししています。
「25個で家族の人数分のブレスレットを作って欲しい」とのご依頼でしたので、
それぞれのブレスレットを制作させて頂いたのが６か月前。

今回、Tさんからサイズ調整のご依頼を頂き
何度かメールをやり取り致し、お届け致しました。
そして、Tさんからメールでご連絡がありました。
その中の１行に「今後も私のお守りですので大切にします」とありました。
そして、この１行に私は拍手し、安心致しました。

男性の場合のグリーフはなかなか表に現れて来ません。
これは「男なんだから」という概念があるからに他なりません。
死別者同士の集まりに男性が少ないのもうなずけます。
やはり、男性は女性に比べて、表出する場所が無いんだと感じます。

忙しさの中で、墓参するとか宗教的儀式を行うとかの
日本式の故人との絆を持つことがなかなか、難しくなった今、
死者との絆をブレスレット等を通じて、
自分の中で生かす対処行動は、ひとつの選択肢として
あるべき姿だとつくづく感じます。

男性にも、グリーフを知っていただき、
是非、悲しみを辛さを出すことを意識して
少しでも孤独感や、疎外感、うつ的不調等に対処できる
ご自身であって欲しいと思うのです。

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