死別カウンセリング こころの杖
いつも、読んでくださっている皆さまに感謝申しあげます。

今から15、6年前になるが、その人はガンの告知を受けました。
今と違い、癌は死を意味する時代でした。

親御さんやご兄弟は教職に就かれていて
金銭面にも固く、規則正しい生活をされていました。
そして、親分肌で皆は相談事にもよくのってもらってたそうです。
昭和10年生まれだったと記憶しています。
職業柄、縁遠く独身でした。属にいう、おひとりさまです。

その方の心情はただ1点「人に迷惑をかけない」こと
そのためには、手術や治療を拒否し、自死をすることでした。

「手術や治療をして、療養中は皆で看病をするから」と2度
話し合いに行きましたが、結局、聞き入れてはもらえませんでした。

家財道具や形見分けできる持ち物には
行き先希望の名前が書かれてあり、
宗教への入信も済ませ、お葬式等の希望依頼もありました。
そして、私宛ての綺麗な字で書かれた手紙もありました。

配偶者があれば、又、違っていたと思うんです。
子供がいれば、又、違っていたと思うんです。
「最期は人に迷惑をかけることは仕方がないこと。それは誰も同じこと。」と
変化することができれば、又、違っていたと思うんです。

デイケアやヘルパーさんもその頃は話題にもなっていなかった。
今とは違う時代背景で起きた出来事だけれど、
終末期や余命宣告をされた方もグリーフで心は傷つきます。
そんな想いに寄り添える一人でありますように。
家族の一人でありますように。


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