死別カウンセリング こころの杖
いつも、読んでくださっている皆さまに感謝申しあげます。

エンディングフェアが開催されていたので
供養と埋葬の選択肢が増えたので、故人らしい、そのご家庭らしい想いも
よりフィット感がでてくるんじゃないかと思います。
10年前と比較しても変化はすさまじい勢いです。
そして、グリーフ(死別悲嘆)の枠組みもずいぶん変化してきています。
家族の仕組みが変わったからです。

死別体験者で最も悲嘆にくれる人は、
年老いた親と一緒に暮らしている初老期の未婚者です。
多分、ご近所にも職場にも(確かあの家庭もそうだった)と思い浮かんでくるほど
そういった家庭は増加しています。
特に年老いた母親と初老期の未婚の男性の子の場合
社会的な繋がりも親を通じてというケースも多くみられます。

男性の悲嘆は女性に比べて回復に時間がかかります。
愚痴一つ言わず、弱音を吐かず、
誰かに助けを求めるという思考がなく

自分ひとりで対処しようと考えますから、
うつやひきこもりになる例も多くなっています。
そして、飲酒や女性に走ってしまいがちです。

目の前の寂しさや辛さから逃避し、
簡単な快楽の方に走ってしまい
孤立や暴走してしまう例も後をたちません。

傷ついている心を
誰かに聴いてもらうことがとってもいい事なんですが
年老いた親のみを頼るべき愛着の相手として過ごしてきたことで
他に聴いてもらう相手を作ることもできなかった。

人間関係は今日、どうにかできるものではありません。
ほんの少し未来を想像したり、想いを馳せることが、
自分を大切にすることになってくるのです。

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■発行責任者  運営会社 L・ボーン株式会社   代表取締役 今井 暁美

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