死別カウンセリング こころの杖
いつも、読んでくださっている皆さまに感謝申しあげます。

令和2年7月豪雨はいまだ衰えず、
各地で被災された皆様のお気持ちを思うと、
当たり前に暮らせる幸せがどれほど貴重なものかを考えさせられます。
一日でも早く安心して暮らせるめどが立つことを心より祈っています。

災害や事故では少しの時や距離、判断が生死を分けてしまいます。
残った生存者は、
「私がもう一言告げていたら、死ぬことはなかったのに」
「私さえいなければ助かっていたかもしれない」
「なぜ、私だけが助かったのだろう」
「私が死んだ方が良かった」と
罪悪感に苦しめられる方が多くいらっしゃいます。

又、将来への不安、地域のコミュニティから外れた孤独などの
要因によって、心に傷を負う方もいらっしゃいます。
そして、不眠や食欲低下、めまい、頭痛等の症状もでてきます。

私たちは元気づけようとして、つい、
安易なありきたりの言葉をかけてしまいがちですが
その言葉に深く傷つき、心を閉ざされることもあります。

一方、同じ経験をしているのに、支援者の働きかけによって、
心の傷が深くならなかった方もいらっしゃいます。

例えば、支援者の方がインタビューで
「食べることも大変な被災者の方がおにぎりを用意してくれた」と
切なく嬉しい感動の涙を流していらっしゃいました。
この一言は、被災者のストレスを随分軽減させたことだと思います。
被災者は自分たちに、残っている力に気づき勇気づけられるのです。
こんな時、ほんの少しの言葉で心と心が通いあうんです。

生存者の苦しみは、本人でなければ分かりません。
そして私たちが考えているより深い苦しみです。
「救ってあげたい」とか「元気にしてあげたい」と言うように
思っているのであればそれは「ノー」と言われるかもしれません。

支援に行った人が良くおっしゃる言葉
「私たちの方が元気づけられました」
被災者や支援者の垣根を超えた、この言葉の中に本当があると思っています。

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