死別カウンセリング こころの杖
いつも、読んでくださっている皆さまに感謝申しあげます。

コロナ渦において若者や女性の自殺者が増えている現状は
経済的な状況や、QOL(生きる上での満足度を表す指標のひとつ)の悪化が
自殺を誘引します。大きな社会的な問題です。


元々、シングルマザーは経済的に劣勢だった上に、
コロナ渦で雇用環境の悪化で、
職を奪われ、家計がうまく回らなくなったり
自営の方も資金繰りがうまくいかなくなり、

経済的なトラブル、家族や友人関係のトラブル、
法的なトラブル、社会的な地位の低下を招き、
精神的にも追い詰められている人が鬱状態になるという
ある部分で死別悲嘆と共通する心理状態に陥ります。

通常、喪失や悲嘆は大切な人との死別を言いますが
失業や破産は死別と同様の反応を示します。


コロナ渦において、経済的な安定が無くなり、
かろうじて支えられていた生活さえも維持できることができなくなった現状を
どうもがいても救われることがないことが分かった時、
私たちは一体どうすればよいのでしょか?
追い詰められて自死する人を責めることはできないのです。

悲嘆には大なり小なりの怒りが必ずあります。
なぜ自分の身に降りかかってきたのかという不公平感を持つからです。
コロナ渦で一方的に飲食店だけが悪いとされ、失業や破産に追い込まれた多くの人々や家族。
今尚、先の見えない環境にいる多くの人たち。

コロナ渦での舵取りは誰もが難しいと理解はしていても
お経のごとくに唱えられる「国民の安心安全」と整合性のとれていない現状
会見で質問してもアンサーされない対応、
情報をオープンにしない体質に
グリーフの怒りは政治に向かっています。

青春時代を戦争に奪われた人たちが、
「国の言うことを聞いて右を向いていたら、戦争が終わったら左を向けという。
国とはなんと無責任なものだろう」の言葉を思い出します。

死別者だけで無く失業者や破産した人や家族までもが
政治に対して怒りを持つコロナ渦のグリーフ。
信頼関係を築ける心あるアナウンスや政策を誰もが求めています。

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